先輩事務職員の体験談

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採用3年目までの事務職員

Q1 なぜこの仕事を選びましたか?
  •  もともと子どもが好きで、子どもと関わる仕事に就きたいと考えていました。前職も子どもと接することができましたが、より近い立場で接する仕事がしたいと思い選びました。

  •  大学で教員になるための勉強をしているうちに、学校で働く教員以外の職業について興味をもったからです。教員の働き方が見直されている今、私は教員のサポートという形で教育に携わりたいと思い、この仕事を選びました。

  •  学生の頃、事務室で働く事務職員の姿を見て、憧れを持ったのがきっかけです。また、学校と地域との架け橋になれるような仕事をしたいと考えるようになり、事務職員をめざしました。

  •  新卒では一般企業に就職しましたが、もともと教育学部で教員免許を持っており、子どもが好きなので、教育に携わる仕事をいつかできたらいいなと思っていました。学校事務の仕事は年齢を重ねていっても続けていけそうな印象があり、ワークライフバランスがしっかりととれそうだと思ったからです。

  •  もともと教員免許をもっていましたが、学校ではない職場で事務職として働いていました。しかし学校で働く人たちの声を聞くことが多く、子どもたちと毎日楽しそうに関わることができる環境で、子どもたちの教育を支えるために働きたいと思いこの仕事を選びました。

  •  大学を卒業して社会人になり、いろいろな年齢層の方々と接するなかで、年齢に関係なく様々な挑戦をされる方がいることに感銘を受けました。もともと”学校がすごく好き”だったこともあり、事務職員という仕事を知ったことがきっかけとなり転職することを挑戦しました。

  •  大学生の時、アルバイトやサークル活動で、小学生や中学生と関わる活動をしていました。初めはなかなか上手く話せませんでしたが、挨拶や声掛けを続けていくことで、徐々に子どもたちとの会話が増えてきたことで、心が繋がったような気がして嬉しくなったのを覚えています。教えるということは苦手ですが、コミュニケーションを通して子どもたちと関わることができる仕事として、この仕事を選びました。



Q2 採用される前後で、この仕事の印象は変わりましたか?
  •  自分自身の学生生活を思い返しても、学校事務の仕事がどのようなものかイメージができず、採用前は物品購入が主な仕事であると思っていました。しかし採用後、仕事を始めてみると、想像以上にたくさんの仕事があり、物品購入はもちろん、教職員の服務や給与に関することや、職員の出張に係る事務、学校施設に関することまで、多岐にわたることがわかりました。大変なこともたくさんありますが、子どもや職員をはじめとした様々な人と関わることができ、楽しく仕事をしています。

  •  事務室は事務職員と事務員の2名だけで行う業務が多岐にわたり、その業務も事務室で行うものだけでなく、学校の敷地内を動き回ったり校外へ出張に出かけることも多い点に驚きました。他にも職員室内で先生が授業以外の業務の多さ、一つの行事に対して先生方がどれだけ準備をしているかを知ることができ、その先生の手伝いをすることがどれだけ重要なのかを再認識することができました。

  •  子どものときには気づかなかった、学校を支えるための業務がたくさんあり驚きました。職員の一員として学校に携わることができ、充実感を得ることができています。

  •  採用前は、ひたすらパソコンと向き合う仕事という印象がありました。しかし実際にこの仕事を始めて、地域や保護者の方とお話しする機会や、施設の管理を行うため校舎内に足を運ぶ機会が多く、常に周りに目を配る必要性があると感じています。また採用前に想像していた仕事の幅広さも異なっていて、服務・福利厚生・旅費・給与など様々なので、毎日計画的に仕事を進めています。

  •  私の学校は小規模校なので普段から子どもたちとの関わりもあり、子どもたちを見守りながら学校運営に参画できるという、イメージ通りの良い仕事だと思いました。

  •  採用される前までは事務室でデスクワークしているイメージが強かったですが、実際は施設の修繕や備品等の購入のために学校中を知る必要があり、校内を歩き回ることも多くありました。

  •  学校の外側からでは見えないことを多く感じました。例えば教育現場で働いて、子どもたちのために頑張る教員や保護者・地域の方々の協力があってこそ、学校教育が成り立っていると実感することができました。



Q3 これから学校事務を始めたいと考えている皆さんへのメッセージ
  •  事務職員は学校に欠かせない教育行政職です。基本的に一任職(一人職)のため、不安に感じることも多いですが、その分やりがいや達成感を強く感じられます。また、共同学校事務室を始めとする近隣学校の先輩事務職員が相談にのってくれたり、校内の職員が協力してくれますので困ったことがあってもすぐに解決できます。ともに静岡市の児童生徒の教育を支えましょう。

  •  校内で話し合って購入した備品が授業で活用されたり、不具合を解消するために施設の修繕を行った結果、子どもたちの学校生活がより良いものになったことを感じることができる大変魅力的な仕事だと思います。子ども好きの方はぜひ一緒に働いてみませんか?

  •  子どもたちのにぎやかな声に包まれながら働くことができ、毎日がとても新鮮で楽しいです。ぜひ子どもたちや職員を支える学校事務職員として一緒に働きましょう。

  •  事務職員は基本的に各校に一人しかいないため、わからないことに直面し、すぐに解決できないことも多々あります。わからないことがあれば、近隣の学校の事務職員に聞いたり、同期の事務職員に電話したりして一人で抱え込まないことを心掛けています。それも含めて事務職員は一人ではできない仕事ばかりなので、職員・保護者・他校の事務職員と連携をとりながら仕事をしていくことを大切にしてほしいです。毎日校内では様々な出来事が起こります。その際には事務職員として何ができるかを考えて行動することが大事だと思います。毎日子どもの元気な声を聞きながら、楽しく、明るい気持ちで仕事をしています。ぜひ一緒に頑張っていきましょう。

  •  私は転職してまだわずかですが、事務職員になってよかったなと既に思っています。まだまだ分からないことだらけですが、先輩の事務職員や校内の職員がいつも優しく助けてくれるので安心して仕事ができています。公務員なので諸々の手当などもしっかりしているし、可愛い子どもたちに癒されながら働けるとても良い仕事だと思います。おすすめしたい仕事です。

  •  学校事務の仕事は、子どもや先生、保護者だけでなく業者の方とも関わりがあり、仕事の種類も多岐にわたるため、毎日新鮮な気持ちで仕事をすることができます。もし分からないことがあっても、近隣の学校に相談しやすい環境であるため、安心して仕事をすることができます。

  •  小中学校の事務職員は、基本校内で1〜2名しかいません。相談できる人が近くにおらず、初めは不安になることもたくさんあると思います。しかし、他校の事務職員の方々が声をかけてくださったり、アドバイスをくださったりします。また仕事が思うように進まずに落ち込んでいるときには、校内の職員や子どもたちの笑顔で元気をもらえます。多くの人と関わることができる、素敵な仕事です。ぜひ楽しんで仕事をしていただきたいです。

    産休・育休を取得して

    育休を取得したことがあるAさん(男性)
    Q1 育休は何回目の取得ですか、また取得期間はどのくらいですか?
    A1 今回が初めてで、1年5ヶ月間取得しました。

    Q2 取得前に心配だったことなどはありますか?
    A2 静岡市が男性の育休取得率向上をめざしていることもあり、取得することに不安はありませんでした。
     男性の育休取得は女性と異なり、産休の取得はできないので出産後の取得となります。出産日はあくまで予定日であり予定通りいかないことも多いです。また代替職員との兼ね合いもあり「生まれたので明日から育休に入ります!」とはいかないのが実情です。
     基本的に学校事務職員は1校につき1名しか配置されないので、事務が滞らないよう、できるだけ所属する学校に迷惑をかけないようにした結果、私は子が生まれてから約1ヶ月後からの取得となりました。

    Q3 取得してみてどうでしたか?(取得を考えている方に向けたメッセージなど)また、男性の育休取得についてはどのようにお考えですか?
    A3 実際に取得してみて、男性も積極的に取得すべきだと思いました。
     初めての出産・育児となると、不安でいっぱいです。近くに頼れる親族などいればまだいいかもしれませんが、これを1人でこなさなければならないとなると仕事よりもはるかに大変だと思いました。実際、子育ての大変さから体調を崩してしまう方もいますし、早く園に入れて仕事に復帰する方も多いと聞きます。母親にしかできないこともありますが、多くの育児は父親にもできます。一方の負担が大きくならないよう、夫婦2人で育児に取り組むために育休を取得して子育てに励んでください。

    Q4 その他育児にまつわる制度等についてのご意見など
    A4 静岡市には年次有給休暇の他に「配偶者の出産休暇(2日)」と「男性職員の育児参加休暇(5日)」など育児にかかる特別休暇がありますので、利用してみてください。



    産休・育休を取得したことのあるBさん
    Q1 何回目の取得ですか? また期間はどれくらいですか?
    A1 3回目の取得です。1回目は9ヶ月、2回目は2年10ヶ月、3回目は1年3ヶ月。

    Q2 取得前に心配だったことなどありましたか?
    A2 1回目の取得時は採用された年の年度末だったので、初任研や先輩方から教えていただいたことを忘れてしまわないか、復帰した際に業務を一人で補うことができるか等、初任ならではの不安がすごくありました。

    Q3 育休を取得して復帰後どうでしたか?
    A3 年度で様々なことが変わり、処理の仕方や情勢などの変化に追いつくまで、とても必死になります。毎回同じように必死でした。ただ、職場の同じような境遇を経験した仲間だったり、他校の事務職員の仲間の支えがあったりと、日々たくさんの方々に助けてもらっています。毎日充実した時間を過ごすことができています。

    Q4 男性の育休取得に関してどう思いますか?
    A4 とても良いと思います。3回目取得時に、夫婦で育休を取得しました。産後の時間を共有できたことはとても良かったと思います。以前よりも夫が、子育てを自分から進んで行う姿が見られるようになりました。

    Q5 その他育児にまつわる制度等についてのご意見など
    A5 育児短時間勤務や部分休業等は子育て中の職員にとって魅力的な制度だと思います。
     ただ現実は取得がとても難しく、断念せざるを得なかったという話を耳にします。復帰後の選択肢として現実的なものになるととても良いと感じます。



    産休・育休を取得したことのあるCさん
    Q1 取得回数や取得期間はどれくらいですか?
    A1 今回が3回目の取得で、(今回の)育休期間は1年3ヶ月、産休を含めたら1年7ヶ月です。4月復帰になるように、この期間としました。
     ちなみに1・2回目は子が1歳になった翌月に復帰したため、育休期間は8ヶ月程度で、産休を含めて1年4ヶ月ほどでした。

    Q2 取得前に思ったことなどあれば教えてください
    A2 日頃から不備のないように仕事をしていますが、所属の先生や後任の方に迷惑をかけてしまったらどうしようと思っていました。でも産休に入ることに対して「学校のことは大丈夫だからね」とあたたかい声をかけていただき不安は解消されました。

    Q3 復帰後はどうでしたか?
    A3 育休中に事務手続きが変更されていることが多く、復帰直後は新たな知識を覚えることが大変でしたが、近隣の学校の事務職員が丁寧にサポートしてくれたので安心して仕事をすることができました。「わからないことは悩まず聞く!」ことです。
     また復帰前には、家族の中で家事分担や園への送迎、体調不良時の対応について相談しておくことが大切だと思います。

    Q4 男性の育休取得に関してどう思いますか?
    A4 取得できる環境であれば、夫婦2人の子どもなのでどんどん取得すると良いと思います。仕事をしているときにはできなかった家事にチャレンジしてみると、意外と料理にはまる方もいらっしゃるかもしれません。

    Q5 その他育児にまつわる制度等についてのご意見など
    A5 両立支援休暇(※)、看護休暇等子どもに関する休暇が充実しているのでとてもありがたいです。

     ※両立支援休暇:学校行事等の参観をするときなどに取得できる特別休暇

    自己啓発休暇を取得して

    【自己啓発休業とは???】
     自発的に職務を離れて大学等における修学や国際貢献活動を行うことを希望する職員に対し、その身分を保有したまま職務に従事せず、これらの活動を行うことを認める制度です。(無給)

    Q1 自己啓発休業を取得したのはいつごろですか?
    A1 採用後2〜3年目です。

    Q2 取得しようと思ったきっかけはどのようなことでしたか?
    A2 採用1年目に、行政職の自己啓発休業が始まりました。教員は以前からこの制度があり、これを利用して留学していた教員がいて、興味がありました。同僚の中にも公務員以外の社会人体験をしていたことから、違う世界を見てみたいという思いもありました。
     加えて当時の勤務していた学校の校長先生の後押しもあり、この制度を利用しようと決心しました。
     取得できる上限が2年であったため、短期大学へ進学しました。

    Q3 自己啓発休業は無給休職となりますが、経済的な不安はありましたか?
    A3 貯金をしていたので経済的な不安はありませんでしたが、学費はかかりますし、社会保険や住民税等の支払いもあり短期大学2年目は大学の設けている奨励金を活用し学費の軽減をはかりました。

    Q4 2年間の勉学に励み、どのようなことを得ることができましたか?
    A4 年金や社会保障に関する資格であるファイナンシャルプランナーを取得し、先生からの質問により広い知識で回答できるようになりました。また、現場から2年間離れたことで公務員以外の社会を見ることができ、視野が広がりました。

    Q5 復帰時の不安はありましたか?
    A5 当時勤務していたのが小規模校だったため、不安はなく復帰後も安心して仕事をすることができました。
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